「人って死んだらどこへ行くの?」
俺は、息子の返答にそうだなぁと考え込んだ。
きっと星に行くんだと思う。菊は…ママはそう言っていたなぁ。
「星?どこの星?土星?火星とか?」
いいや、もっと遠くの遠くにある小さな星さ。きっと、一人一人のためにひとつずつ、星がきちんとあるんだ。
「でも、それじゃぁ寂しくない?」
そうだな。……じゃぁ、きっと家になっているんだよ。ひとつの星に、家族が住めるようになっているんだ。
「でも、それじゃぁママは一人で寂しくない?」
ママは、いつでも俺達の様子が見られるから寂しくないさ。俺達の声もきちんと聞こえているし。………アルは、やっぱり寂しいか?
「ううん、アーサーがいるから特に。それに、いつかきっと会えるんでしょう?」
そうだな、いつか…きっと。でもな、アル。
「うん?」
どうしても、どうしても寂しくなったときは、空を見て母さんに話をしてやるといい。きっと、アルを助けてくれるから。
「そうなの?」
そうだよ。
「本当に本当?」
本当に本当。ほら、明日も遅刻しないように寝るぞ。
「はぁい。おやすみなさい」
おやすみ。
***
おわりがみえなーい
テーマは星の王子様。先が見えない。凄くみえない。